村上 弦一郎(ピアノ)

第20回 ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23 (チャイコフスキー)
第18回 ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37(ベートーヴェン)

1968年、第22回全日本学生音楽コンクール第1位。1971年、桐朋学園大学在学中第40回NHK・毎日コンクール第1位を得、翌年ショパン協会の主催でデビュー。
 1973年、桐朋学園大学卒業後、ルーマニアのブカレスト音楽院へ留学。ルーマニア各地のオーケストラと協演及びヨーロッパ各地でテレビ、ラジオを含め演奏活動を行う。各国の音楽コンクールにて上位入賞。1978年にはチャイコフスキー国際コンクールでファイナルディプロマを獲得している。その後、毎年渡欧し、色々な形で演奏。1986年にはスイス・ルガーノ放送局で録音を行っている。88年7月中旬には北イタリアにて「演奏と国際シンポジュウム」開催。 国内では日本フィル、東京フィル、東京都響、新日本フィル、大阪フィル、新星日響、札響、他とソリストとして協演。また、各地でのリサイタルをはじめ、ベルリンクヮルテット、アルモナクヮルテット、数住岸子氏、毛利伯郎氏などと室内楽、デュオでも活躍中。    1987年には「音物語三夜」と題した自主企画で室内楽、ソロ、コンチェルトの連続演奏会を東京で行っている。また、ショパン全曲コンサート、べ一トーヴェン・ソナタ全曲演奏会にレギュラーで出演。新作の発表にも意欲的に取り組んでいる。レコードでは、井上頼豊”日本のチェロ曲半世紀”Ⅰ・Ⅱ”幻の名器タローネの調べ”Vo1.1等がある。1988年より桐朋学園大学にて後進の指導にもあたっている。1989年より日本音楽コンクール審査員。